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宗教の記事一覧: 対話の世界

対話の世界

カーロリ大学日本学科の議論の授業用ブログ

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複数の宗教を信じることはできるのでしょうか

仏教と神道の合体についての話を聞き、二つの宗教を混ぜて信じたり、それぞれの習慣に従うことが出来るかという点で対話をしました。今回はこの対話の結果を述べましょう。簡単にまとめると、賛成の意見も異なる意見も数多く出ました。特に面白かったのは宗教そのものの定義の不在が故に現れた誤解だったと思います。同級生が出した色々な立場のなかでよく聞いたのは「宗教を生活を影響する宗教的な習慣と限る」という考え方でした。もし宗教をその一部の習慣だとしたら、二つの宗教を同時に信じて生活を送るのが困難になるでしょう。しかし宗教は習慣以外のなにか違う要素があるかどうかと考えてみたらどうでしょうか。日常生活を定める様々慣習はもちろん、その底に宿る心理的な要素、道徳の指導に光が指すでしょう。宗教の定義を問わずに信仰があるかどうかと聞かれたら、答えは習慣よりも心の中に響く価値観や生き方に直接影響する道徳の有様によるものだと言えるでしょう。つまり、宗教はもともと人の心を慰める美徳を与えて、迷うときの脆い人間心を導いてくれる役割を果たすものなのです。宗教は美徳の先生であるとしたら、二つの道徳を教えてくれる先生に従うことが出来るかという質問になります。美徳は仏教でも、神道でも、キリスト教でもたいてい同じ内容で、お互いに傷を付けないように助け合って命を育てる姿が基本的な教訓でしょう。こう考えると、複数の宗教を信じることが出来るかという質問に対しては「はい」と答えられます。これが発表者のエリカさんの役に立てると祈りながら作文を終わりにします。(レベンテ)
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